kuniko71st700’s blog

都立国立高校71期2700のブログです!!文化祭に向けての活動などを綴っています!!

劇選へ向けて、、演劇鑑賞その8

✨観劇ブログ✨
昨日、3/11土曜日に、広報2人で コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」 を観てきました!!f:id:sewohayami0124180:20170708011057j:image
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コドモ発射プロジェクト「なむはむだはむ」 3/11土曜日 18時開演の回 @東京芸術劇場シアターウエス

原案:こどもたち

つくってでるひと:岩井秀人森山未來前野健太 そもそもこんな企画どうだろうと思った人:野田秀樹
f:id:sewohayami0124180:20170708011149j:imageこの作品は、コドモ発射プロジェクトという企画から生まれた作品です。どういうものかというと、「子供の書いた台本をよってたかって大人が演劇にすることはできないだろうか」 という野田秀樹の思いつきをもとに、ハイバイ(という劇団)主催の岩井秀人、俳優・ダンサーの森山未來、シンガーソングライターの前野健太が子供たちと創作したものです。
一言で感想を言うと、想像の5倍くらい大笑いしました!! 子供の作った短い作文的なものを歌、ダンス、芝居で見せるオムニバス形式なのですが、子供たちの作る文章が死ぬほど面白いのです!例えば….
「ぼくは内木(うわき)だ。今日も母がこまごまかってきて、という。そのいみはまったくわからない。100年後ぼくは106才そのいみがようやくわかった時には、母は死んでいた。なむはむだはむ。」
これはタイトルのもととなった作品です。なむはむだはむは、南無妙法蓮華経のつもりで書いたのでしょう。なんとも深い(ように聞こえる)。 小さい子供ですから、変な言い間違いや、意味不明な言葉、もよく出でくるのですが、それがまた、シュールで突飛な無邪気さが可愛く、笑えてしまうのです。あぁ、こんなに面白いことが思い浮かぶ子供、羨ましい!!嫉妬!!
冒頭で、子供たちに「お話作って!」と呼びかけて、何人かの子供と岩井秀人たちでの即興の物語作りがあるのですが、子供たちって本当にすぐに登場人物を死なせてしまうのですね。岩井さんが「15秒以内に死なせるの禁止!」というくらいに。 でも、私は昨日が3.11だったこともあり、考え込んでしまいそうでした。この子たちは、3.11のころはまだ赤ちゃんであの日の記憶なんて無くて、あの、考えられないくらい多くの人が死んだ1日も大人から聞いた昔話に聞こえてしまうのかぁ、と。(かといって、私たちも阪神淡路も9.11も記憶にない世代ですが)子供の純粋無垢な無邪気さもすこし罪だな、と思いました。
子供たちの面白すぎる文章、そして森山未來のダンス、さらに歌、ギターにベースまであらゆる表現方法で魅せる、ショーのようでもあり、子供を混じえたヨーロッパのワークショップのようでもありました。 75分という短い時間ながらも、笑いが絶えず、「演劇」という概念を広げられた気がします!
お勉強になりました🙏